2017年06月07日

何色がいいですか

外壁の色は何色がいいですか?

いつも施主様にお聞きしていますが、答えはまさに色々です。

すでにイメージをお持ちの方もみえますし、決まっていない方もみえます。

 最初の打合せの段階でお話しながら、施主様の持っているイメージを聞き取ったり、雰囲気から感じ取ったりしているのですが、たまに最初のイメージと違う場合もあり混乱する時もあります。

 イメージによって色を選択するのですが、あわせてイメージにあった形も選択します。このイメージがあっていないと色もですが、形も変えなくてはいけなくなります。また、外壁の素材の変更も必要です。

 ただ、このイメージは施主様にとって本当に合っているイメージなのかも考えなくてはいけないと思っています。流行に流されたイメージでは長く家とつきあっていくことはできません。流行がだめという事ではないのですが、それを自分なりに取り込めていけるかが鍵になります。

 飽きのこないデザインでちょっとわくわくできるような空間づくり、日常にも溶け込める住まいをめざしていますが、これは施主様と設計者の二人三脚で造りあげるものと思います。

0280-0601.gif

樋の色を決めようと思っていますが、外壁がまだなのでもう一度検討し直しです。
 
ラベル:デザイン カラー
posted by 川島勝久 at 10:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 豊明の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月06日

気密測定

気がつくともう6月。

 暑い日が多くなってきました。そろそろ熱中症には気をつけなければいけませんが、意外に知られていないのが湿度が高いと気温が低くても熱中症になりやすい事です。

 特にお年寄りは温度や湿度を感じるのがにぶくなっています。できれば温度と湿度の判る温度計を目に見える所においてチェックするとよいと思います。

 さて、先週は豊明の家の気密測定を行いました。

 一部の省エネを得意とするハウスメーカーさんや工務店さん等は良く気密測定を行いますが、多くの業者さんは行いません。でも2020年には省エネ基準が義務化される時代に無関心ではいられません。もちろん気密の優劣だけで省エネは語れませんが、家の基本的な性能として確認した方が良いと思っています。

 現在の家作りでは窓がアルミサッシだったりして昔に比べて気密は高くなっていますので余計に気密には気を使った方が良いと思います。

 なぜなら中途半端な気密だと現在の24時間換気で第3種を使うと、予定している吸気口からではなく、隙間から空気が入って来てしまいます。すると例えば壁際にいると壁と床の隙間から風が入ってきて不快になるからです。

 また、吹き抜けの有る家では上下の温度差が激しくなるので、気密には配慮した方が良いと思います。私の設計した家でも吹き抜けの家が多いのですが、気密をきちんと確保していれば、それほど上下温度差で不快に成る事はないようです。

 気密の数値は小さい方が隙間が小さいのですが、それだけで省エネ性能が語られる訳ではないので、無理なく施工できる範囲で測定できる数値としています。まったく放置している事が問題だと思っています。

0271-0531.gif
測定機械です。

0272-0531.gif
C値が表示されています。
ラベル:気密 省エネ
posted by 川島勝久 at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 豊明の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月23日

地盤調査

昨晩はインスペクターズ東海さんの勉強会に参加しました。

テーマは「地盤調査と建物沈下修正工事」です。

講師は愛知ベース工業の営業の鈴木氏です。

 現在住宅の地盤調査で主流になっているのはスウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)ですが、標準貫入試験のように土のサンプルがとれないので、土質は建物廻りの過去の地盤調査のデータなどを参考にロッドの回転する時の音や沈下量を経験値から推測します。

 ですから経験値によっては、腐植土などの固化材に悪さする土質が見抜けない事もあるそうです。
 腐植土は酸性を帯びる場合があり、セメント固化材はアルカリ性ですので中和されて固化しないことがあり、沈下の原因に成る場合があります。

 そこで簡単に土質が推察できるスクリュードライバーサウンディング試験(SDS試験)という試験方法が紹介されました。
 これはロッドの回転時のトルクと沈下速度で土質を推察します。砂質や粘土質、腐植土などがデータ化されて推察できるそうです。

 かっては湿地だったところなどは特に注意が必要です。でも、現在は団地化されるとその土地の履歴がわからなくなるんですよね。地名も変ると特にわかりませんね。

 講座では地盤沈下の家の沈下修正の工事も紹介されました。家の基礎の下に人が入れるほどの穴を掘って(敷地が狭いと人力だそうです。)ジャッキで鋼管杭を圧入していくそうです。

 杭の長さにもよりますが、支持地盤の深さが10mを超えると1000万円くらいかかるそうです。それでは建替えた方がよくないかとも思ってしまいます。

 昔、基礎より上の土台をジャッキアップする工事を見た事があります。見事に水平にもどってすごいなと思ったんですが、その家の方は少しも喜んではいなかったんです。だってただ単に水平になっただけで、キッチンや部屋が新しくなった訳でもないのに高い費用を払わなければいけなかったんですからね。

 やはり基本は地盤調査をして、できるだけ正確に土質を把握する事と改良工事については地盤調査会社の考察のみを鵜呑みにせず、設計者もきちんと検討することだと思います。

 まだまだ勉強しなくてはいけないんですよね。
posted by 川島勝久 at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月16日

プラネットジャパン

本日、プラネットジャパンの営業マンさんが訪ねてみえました。

プラネットジャパンとは、自然塗料のメーカーさんです。

 ドイツ・クライデツァイト社との共同開発でプラネットカラーやドイツ本漆喰のプラネットウォールなどを扱ってみえます。

 プラネットカラーは100%植物油と植物性ワックスを使用した浸透性の純自然塗料です。原材料はきちんと公開もしています。ドイツのエコマガジンでも安全性や環境に配慮した製造方法が評価されているそうです。
 現在は天然の松の油(バルサムテレピンオイル)を溶剤として使っていますが、今後は無溶剤が主流になっていき、こちらも先んじて取り組んでいるそうです。

 クライデツァイト社は青空市場で有機野菜を販売していたツィーゼマン氏が化学物質を含まない伝統的で安全な自然塗料の作り方の説明を始めていたのがきっかけで会社ができました。
 現在ではドイツ北部のザーレムという小さな村にあり、従業員は20数名以上になりましたが、最新式のミキサーとオイルを精製するポット以外は、今でも機械らしきものは見当たらず、毎年春になるとツバメが軒下に巣をつくり、工場裏手のカボチャ畑では使い残しの壁材などを堆肥として、秋にはパンプキンスープになって楽しんでいるそうです。

 クライデツァイト(KREIDEZEIT)とは、ドイツ語で白亜紀という意味だそうです。白亜は同社製品の中でも最も重要な原材料であり「大昔からの自然素材を用い、伝統的な方法でつくる」という意味が込められているそうです。

 ツィーズマン氏は「ラスコー洞窟に描かれている壁画から現代に至るまで塗料は常に私たちと共に歩み続けています。卵やビール、脱脂粉乳を使って塗料が作られていた歴史があるのに現代の人々が合成塗料しか知らないというのは驚くべきことです。」とも述べています。

 今までも何回かカタログをもらっていたんですが、今回始めてまじまじと詳しくこの会社の経歴を読んでみて、信念を貫くすばらしい会社だなと感心しました。

 私自身も、もう15年近く、シックハウスを勉強して、自然素材に関心があるわけですが、世の中ではもうすでに流行が去ったように、シックハウスの事はあまり言われなくなってきていますが、危険がなくなった訳ではないんですよね。

 人はどうしても話題性の高い事が優先されて、そこで学んだ事が話題が去ると一緒に忘れてしまいがちですが、私たち建築士は安心で安全な住まいを提案していくのに、そこは最低限基本としてこだわっていかなくては行けないんじゃないかと思っています。

 建築は学ぶべき事が多くて大変なんですが、今後も流行に流される事なく、ひとつづつ基本を守っていきたいと思っています。

プラネットジャパン
http://www.planetjapan.co.jp/index.html

 
posted by 川島勝久 at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月15日

建替えかリフォームか 迷った時はこう考える

5月20日、21日に 名古屋のクリナップ・キッチンタウン名古屋にてコープハウジング東海さんの新築&リフォーム住まいの教室が開催されます。

私も20日の午後1時40分から講師をやります。

テーマは「建替えかリフォームか迷った時の考え方」です。

 家が古くなってきて、リニューアルしたいんだけど、耐震性も不安だし、古いからお金掛けても良くならないんじゃないかなと思われ、リフォーム費用が多額ならいっその事新築した方が良いかもと思われている方々のために役立つ講座です。

 色々と講座の内容を考えたんですが、やはりポイントはきちんと問題点を整理することかなと。
なんせ金額も大きく、専門的知識がかなり必要な分野ですから、きちんと整理しないと訳がわからなくなってしまいますよね。

私としてはその辺のところをどううまく説明できるかですかね。事例も紹介しながらがんばって説明しようと思います。

 この住まいの教室は私の講座以外にも「家づくりの最初の一歩」や「新築コストダウン7つの法則」、リフォームでは人気講座の「リフォーム業界の裏事情」「我が家の寿命を20年延ばすコツ」「らくらく使えるキッチンリフォーム」などがあり、専門業者さんの「屋根・外壁塗り替えのポイント」などもあります。

講座のほとんどは一級建築士が話します。建築士事務所というと敷居が高くて出会った事がないと思いますので、この機会に専門知識の豊富な建築士の話を聞くのも住まいづくりの参考になるかも知れません。

ご興味があれば「コープハウジング東海」か「建築士協同プロジェクト」で検索していただければ判ります。



posted by 川島勝久 at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする