2018年10月22日

祝 上棟

石場建ての住宅の上棟を見学してきました。

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 昔ながらの石の上に柱を立てる伝統構法です。大工さんがきちんと柱や梁を刻んで(刻むとはノコギリやノミなどで大工さんが直接柱や梁を加工することです。)土壁も付きます。土壁の為に貫が柱をつらぬき、梁の接合にはしゃちせんやカナワツギなどで繋ぎます。梁と梁が交差するところは渡りあごで取付けます。

 現代の家は工場でプレカットという機械で材料を加工しますが、どうしても梁の接合や柱と梁の接合部が単純化されていて、補助で金物が必要になりますが、伝統構法でより強くてしなやかな接合方法で加工することにより金物に頼らない丈夫な作りとなります。

 また、土壁は最近あまり見受けられませんが、中にある貫や土が耐力要素となる構法です。しかも調湿効果も高く日本の気候風土に適した素材です。

 建て方も時間がかかります。ほぼ全て化粧材で完成後に柱や梁が見えますので、細心の注意を施しながらしかもジョイントがきちんと正確に作られていますから簡単にはまりません。時間を掛けて丁寧に合わせて行きます。現代のプレカットなら1日で組み上がりますが、こちらは4、5日かかります。

 丁寧にきちんと作られるしっかりとした骨組みの住まいはとても素敵ですし、日本の風景になっていくと思います。

 



posted by 川島勝久 at 18:08| Comment(0) | 伝統構法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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