2015年03月08日

ヤマベの木構造

昨日は、愛知建築士会の山辺豊彦「ヤマベの木構造」講習会に参加しました。

「ヤマベの木構造」の改訂版が出て、それを教科書に山辺先生の講義が行われました。

 内容は基礎の設計、軸組の役割と種類、梁の断面設計、耐力壁の種類と特徴、配置計画、引抜き力に対する接合部の設計、水平構面の役割、スパン表を用いた設計など、

木構造の全てを午後2時から午後8時までの短時間で詰め込まれました。

 以前より改訂前の「ヤマベの木構造」で学んだりしていたので、多少無理なく学ぶ事はできたのですが、やはり、きついです。山辺先生も怒濤の講義でお疲れだったのではと思います。

以前学んだからと言っても、決して無駄ではなく、何回も学ぶ事で、確認できる事や、新たな発見はありました。

 木造住宅では4号特例がありますので、特に構造計算を確認申請時に提出しなくても良いのですが、それをいいことに設計者の中には、基準ぎりぎりの最低限の壁量計算ですませ、梁伏せや梁断面はプレカット工場まかせの設計者もいるようです。

 建物の外観デザインを決めるのに、高さを抑えた方がきれいなデザインとなりますが、そこには内部デザインと構造とのせめぎ合いがあります。梁の掛け方などの構造計画や梁断面が設計できなければ、デザインは完成できないと思うのですが、プレカットまかせの設計者さん達はどうしているのでしょうか。少し不思議です。

 また、地震が来たら大破しても仕方なしとするのか、中破、小破程度とするのかなどの構造性能の検討も必要ですし、施主への説明も必要になります。自ら、構造設計に携わらなければ分からないと思うのです。

 基礎の設計でも、私はホームズ君というソフトを使って設計しているのですが、計算の根拠が不明確な基礎も散見されます。

 梁や柱の加工でも現在はプレカット工場での加工が多いのですが、プレカットの特徴を理解しないといけないと思います。特に床梁を受ける梁は床梁よりワンランク大きくした方がより丈夫になります。

 そういう構造に対するまじめな設計や、ちょっとした工夫や気配りで性能がアップしていくことが、丈夫できれいで気持ちの良い住まいができるのではと思います。

 およそ昼から6時間近くの詰め込み講習でしたが、木構造は奥が深く、さらに学んでいかなくてはと思いました。


ラベル:木構造
posted by 川島勝久 at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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