2012年05月19日

小さな家トリスのイエ上棟です。

トリスといってもウイスキーではありません。

og0030-0519.gif

今日は、小さな家プロジェクトのトリスのイエの上棟でした。

この家は長期優良住宅の認定を受けています。

長期優良住宅では耐震等級2以上であればいいのですが、東日本大震災の事を考えると、今できる最高の事をしておいた方が良いと判断し、耐震等級を3にしました。

耐震等級2は耐力壁が多くなるのですが、問題なのは床構面の水平剛性がきちんと取られているかの方が大切です。また、吹き抜けなどが出来たりすると耐力壁線を増やしたりして水平剛性に負担がかからないように工夫します。ここをうまくできればあとは、等級が3になっても耐力壁は増えますが、そんなに苦労はありません。

そういう意味では、最初の間取りの段階から、構造計画も一緒にすすめていくことが大切です。そうすれば、シンプルで経済的な構造となっていきます。デザイン優先で構造を後回しにしてプランしてしまうと、結果的に不安定で不経済な構造となってしまうのです。

やはり住まいは安全、安心がまず一番大切なんですよね。

今日は、すごく天気にも恵まれて気持ちの良い上棟となりました。

og0042-0519.gif

お施主様のOさんご家族もうれしそうにながめてみえました。

小さな家プロジェクトのトリスのイエは今後もブログにアップしていきますので、お楽しみに。




posted by 川島勝久 at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 小さな家トリスのイエ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月30日

東日本に学ぶ木造仮設住宅とは

4月28日に行なわれたあいちの木シンポジウム「地域型住宅と災害時対応」「東日本における木造仮設住宅に学ぶ」に参加してきました。

テーマ別にそれぞれ発表があり、それを受けてパネルディスカッションで議論されていました。

テーマ1「仮設住宅における望ましい居住性について」では仮設住宅とはいったいいかなるものかを法律的な部分の説明がなされ、その中での問題点を浮き彫りにしました。ただ、居住性については時間の関係もあり、説明不足であり、木造仮設住宅の優位性が少し説明できなかったのが残念です。

tuduki.gif
テーマ2「住は足りたが、什は無し」では組手什おかげまわし東海との活動を紹介し、現地での苦労話が大変興味深いものでありました。説明していただいた都築さんは職人さんでこういった場面での説明は不得意そうでしたが、一生懸命さが伝わり良かったです。

fukui2.gif
テーマ3「木造仮設住宅に学ぶ災害時対応」では福井建築士が現地の視察の写真を説明しながら解説され、また図面を提示して具体的な問題点に対して解決策を提示されたことは今後の展開が期待される内容となりました。

第2部のパネルディスカッションでは熱い議論がなされました。

panerude.gif
・木造仮設住宅を実現するためには日常から地域型木造住宅(近くの山の木を使った住宅つくり)ができていないと原木調達から製材、加工、組立がいざというときには機能しない。
・仮設住宅から復興住宅への転用の効く標準化が必要ではないか。
・その時には地場の工務店や職人の雇用が生まれるのではないか。
・但し、その製作にあたる職人も日頃から育てなくてはいけないのでは。
・スピードを考えたらプレハブでも良いのではないか。
・被災地は動けないのだから近隣の県や市町村からサポートされるときに仮設住宅のソースがオープン化され、標準化されていないとできないのではないか。
・すでに都市や地震被害が想定される都市で生活する人は2居住を前提とすべきではないか。

kawamura.gif
などなど、沢山のご意見がパネラーやフロアから飛び出し有意義な講演となりました。

終了後の交流会でもそうそうたるメンバーの方々のご意見が聞けて楽しかったです。

今回のこのシンポジウムを今後に活かし、さらに深くそして具体的な活動として進めて行く事が重要であると感じました。
タグ:地震 国産材
posted by 川島勝久 at 16:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月27日

「地震に強い家」建て方完了。

25日はハードでした。

午前は一宮市の耐震診断で築33年の家を調査。小屋裏から床下まで覗き調査をします。

正午には南区で「小さな家プロジェクトのO邸」のアンカーボルトの設置検査があるので、コンビニでおにぎりを買ってほうばりながら現場に直行。

コンクリートを打つ前にきちんとアンカーボルトやホールダウン金物が指定の位置に設置しているかの検査です。2,3カ所の訂正を指示して検査終了。

og0022-0425.gif

午後からはコープあいち住まいの事業部さんの「住まいづくり講座」の会議に参加。

そして夕方に和モダンの家I邸の建て方の現場へ。

建て方っていつも緊張します。何度も打合せして大丈夫だと思っているんですが、自分一人ではなく、製材屋さんやプレカット工場の担当者、工務店の監督、など多くの人との協同作業なので、ちゃんと説明したことができているんだろうか。あれは確認したんだろうか。などなど。

0067-0425.gif

そんな事を心配しながら、でも観ているしかなくて、それに建て方時は大工さんも少しモチベーションがあがっているわけで、でもそんな感じってお施主様には分からない部分でもあり、夕方お施主様が見えた時には努めて冷静に現場を説明しているんですが、私自身が少し浮ついていたりして、冷や汗かいたりして。

今は日が長いので夕方遅くまで作業を行い、終了。

0074-0425.gif

作業を終えた大工さんや監督、そしてお施主様とみんなして棟札に二礼二拍手、四隅にお酒と塩でお清めして、お施主様のご挨拶。

お施主様も少し緊張していましたが、うれしさが伝わってくる素敵な挨拶でした。

お酒で乾杯と言う訳には今はいかないので、お茶で乾杯。

発声はなんと私でして。やっぱり緊張しながらしどろもどろで乾杯の音頭を。

大工さんたちが帰ったあと、まだ少し明るかったので、2階にお施主様と上がって「すごいね」「いいね」の連発。

少しほっとする瞬間でした。

さあこれから完成まで、また気を引き締めてがんばっていきます。

posted by 川島勝久 at 01:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 和モダンの家I邸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月24日

久しぶりのたらいまわし

いつもより、よくまわっています。はい!拍手っっっ

先日、今計画中の「薪ストーブのある家」のインフラの調査のため河川の上流の町役場にいきました。

のどかな風景の中を走って行くと突然、そこだけ、すごく近代的な建物が現れます。これが町役場です。

中に入ってまず、水道を確認します。答えは「ありません」「えっ?」「100m先に本管が入っているので自己負担で引いてください」ということ。いきなり衝撃の事実に幸先悪いなあと思いつつ、次ぎは建築課へ。

建築課の担当は巨人の高橋由伸似のお兄さん。その甘いマスクに似合って対応も曖昧な返事。(普通は似合わずテキパキやるんじゃないのかと思いつつ)

「この水路って用水ですか?」

「用水だったらあっちの課に聞いてください」

指定された課に行って「これ用水ですか?」と聞くと、パソコンで調べて「用水じゃありません。用悪水路ですので建築課で聞いてください」とのこと

「えっ、さっき建築課でこっちへ行けと言われたんですが」とつぶやきながら(やられたな)

建築課にもどって「用悪水路ということだそうでこちらでの指示をお聞きしたいんですが」と例の高橋君に聞くと少しにこやかにしながら何も回答がない。

「排水の承諾が必要なんで区長さんの名前とか連絡先も知りたいんですが」と言っても音無の構え(お前は武士か?)

慌てて横から排水課の人が割って入って「この書類です。」と書類を持ってきました。

この人の方が知っているんだと直感し、「区長さんは誰ですか?」と聞くと、

「誰でしょう?」(俺に聞くなあ!)

場所を住宅地図で確認しながら「ここに一区の会館があるから一区だよな」とつぶやいている(えっ、そんなんで決めていいの(汗)

おもむろに排水課の人が笑顔で「一区のこの方です」後ろでは高橋君もにやけてる。(これはもはや恐怖だ!)

もっと突っ込みたかったが、きっと突っ込めば突っ込むほど、泥沼に入りそうだったんで、一揃えの書類を手にしてそそくさと「分かりました!書類つくってまた来ます。」と言って慌てて町役場を飛び出しました。

外に出て振り返ると、その近代的な容姿の町役場がなんか、、、 

いかん!思い出すと冷や汗がでる!
 
次回につづく!



posted by 川島勝久 at 10:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 薪ストーブのある家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月14日

材料検査に行ってきました。

先日、コープあいちさんでご紹介いただいたIさんの和モダンの家の材料検査に行ってきました。

0053-0412.gif

今回はIさんご夫婦も材木を見に行きたいというご要望でしたので、一緒に車に乗っていきました。

材木屋さんのところではすでに杉の梁や桧の柱を並べて置いてありました。

梁は大分産のハイブリッド乾燥という方法で天然乾燥と人工乾燥をミックスさせた方法で、できるだけ内部割れが起こらないように工夫された乾燥方法です。

柱は東濃の柱です。材指定としては特一化粧なんですが、節がないわけではありません。番付された柱を一本づつ確認し、この柱はここでこういうふうに見えるんですよ。とIさんご夫婦にも説明しました。
そんな中で、一本だけ少し気になる柱があったので、取替していただきました。

検査後は工場見学です。プレカットの機械なんて家づくりした人でも中々みることはできません。Iさんも興味深々で見学されました。

いいですよね。住まいづくりを楽しみながらつくっていけることって
posted by 川島勝久 at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 和モダンの家I邸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする