2025年04月06日

山の見学会行ってきました。綺麗な桜も見れました。

昨日、新城の杉生さんの山の見学会に参加してきました。

 出発する前に集合場所の確認して地図見てたらなんか勘違いして高速道路の降りる場所間違えてえらいことに(あちゃ〜)
遅刻する事30分。伐採の瞬間が見れませんでした!(残念!)伐採の瞬間っていつも荘厳な感じになるのに本当に残念でした。

 でも杉生さんの山の木についての説明で、伐採した木を無駄なく利用する工夫に頑張っていることやその為に費やす時間と労力の大変さの話は以前から知っているのですが、改めて聞いて身が引き締まる思いがしました。

 今回の伐採現場の周りを見渡してもまだまだ山の整備が必要だと感じます。補助金頼みでしかできないようですが、山を守る大切な事業です。
木を育てるには1年2年ではできません。今回伐採した木も60年ものでかなり早いのですが、それでも人の一生に匹敵するくらい時間はかかります。
 
 山を守るって代々受け継いで守るしかできませんが、後継者はいなくなり経験は伝わらず、放置されていき荒れていくんですね。どうしたらいいんでしょうか。分かりませんが、杉生さんはそれに挑戦しているんですね。正解かどうか分かりませんが、できる事から少しづつ進めていくしかないんでしょう。

 私も微力ですが、少しでも協力できるように頑張りたいと改めて決意した次第です。

山の実情を説明する杉生の峰野さん
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丸太のスライスとチップを詰めた匂い袋がお土産でいただけました。
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杉生の工場で製材加工の説明を聞きました。
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素敵な家具も作っています。ネットでも買えるそうです。
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2025年03月22日

山の見学会

いつもお世話になっている新城の杉生さんが「山の見学会」を開催します。

 木は私たちヒトに安らぎや心地よさを与えてくれる存在として、昔から永く暮らしの中にありましたが、
最近は印刷技術が進み床材や内部建具などでも木目がリアルに再現された偽物が多いです。

 新築時には区別がつかず、逆に印刷物の方が綺麗で良く見えますので特に本物の木にこだわらなくても良いと判断されがちです。
又、世の中ではそれが当たり前となっているので本物の木を使う事への不安感を持つ方も見えます。

 でも所詮偽物は偽物で下地に印刷されたシートを貼っているだけの物です。
貼っている接着剤に不具合出ればたちまち化けの皮が剥がれます。

 本物と偽物での差が出るのは経年劣化が発生した時です。
偽物は色褪せてシートが変形してみっともないものに変わるのに本物は経年によって味が出てきます。

 以前築50年くらいの家でリフォームをした時に、壁のクロスが汚くなっていたので貼り替えたいという事でクロスを剥がしてみたら下から古い板壁が出てきて、それが意外に雰囲気が良くて結局クロスの貼り替えをやめてその板壁を綺麗にして戻した事があります。

 そんな経験をしているのでできるだけ木を使いたいと思うのですが、本物の木を使う事は単価にも影響します。
全てというわけにはいけませんので、私は最低でも床材(いつも触れる場所ですから)は杉材をお勧めしています。又、サッシ枠もできれば本物にしたいです。(紫外線が当たって印刷シートは早く劣化するので)(もちろん経年劣化は木材でも起こりますが、その経年劣化を楽しめるのも木材かと思っています)

 そんな木材ですがもともと「樹」である木製品が、どこから来てどのように「木材」へと変わっているのか気になりませんか?
緑深い奥三河地域の山間部で育つ樹(立木)を伐採し、丸太となって山を下り角材や板材へと挽かれたのち、乾燥と加工を経ることで木材と変わります。

 文字で書くと大したことではないように感じますが、使えるまでに時間も労力も非常に掛かるのが木材です。この長い時間と労力が実は永く住み続ける住まいに味というスパイスを生み出してくれていると思うのです。

「樹」から「木材」へと変わる流れを実際に見て、聴いて、感じて、川上から川下へ下るように体感できるのがこの「山の見学会」です。

ご興味のある方やこれから住まいを建てたいと考えて見える方は是非参加してみてください。

日時 4月5日 午前9時半集合 15時解散(昼食付き)
場所 やどり喜 新城市名号丹野108−2
参加費 大人1000円
    子供 500円
定員 30名程

立木の伐採では山に入りますので山道を歩きやすい服装、靴でご参加ください。
天候などにより肌寒い時もありますので上着などご用意ください。

申し込みは杉生ホームページの下記まで

https://sugishou.com
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2025年02月28日

木造耐震診断講習会

昨日 愛知県建築士事務所協会主催の「木造住宅精密診断法による耐震診断講習会」に参加してきました。

耐震補強工事をより正確で安価にできる方法として精密診断法があり、再確認の為講習を受けてきました。

 愛知県の住宅の耐震化率(新耐震基準を含む)は2023年で92.3%ですが、
2023年で旧耐震基準で耐震性なしの住宅戸数はまだ約24.7万戸あり倒壊の恐れがあるということです。
(旧耐震基準は昭和56年以前の建物です。)

 ということで愛知県耐震改修促進計画あいち建築減災プラン2030では令和7年度までに耐震化率95%、令和12年度までに概ね解消、として住宅倒壊から人命と生活を守る目標が立てられています。

ただ耐震改修が進まない要因は色々がありますが最も多い理由は費用負担が大きいから(約77%)です。

そこで愛知県では費用負担の低減を図る取り組みとして
・補助金制度の創設
・安価な耐震改修工法の普及・啓発
・精密診断法(耐震改修工事費の低減による間接的な負担軽減)を用いた改修設計の普及・啓発
をあげています。

愛知県の補助制度のメニューとして(市町村によって異なります)
・耐震改修
 各階の判定値を1.0以上に改修で補助率;耐震改修工事費の8割で限度額115万円
・段階的耐震改修
 各階の判定値を0.7以上改修か、1階の判定値を1.0以上改修か で補助率;耐震改修工事費の8割で限度額60万円
・耐震シェルター
 判定値0.4以下の住宅にシェルター設置で限度額30万円
・除却
 判定値1.0未満の住宅を除却で限度額52万円
・耐震補強設計費補助を新設
 精密診断法による補強設計費への補助で補助率;3分の2で限度額20万円

(市町村により補助制度や要件等が異なりますので詳しくはお住まいの市町村に問い合わせしてください。)

耐震改修工事で費用負担を少しでも軽減する為、精密診断法による補強設計と安価な耐震改修工法で改修工事を計画して市町村の補助金を活用する事が必要です。

その為にはそれらをよく理解し耐震補強工事を多く経験している建築士と工務店に依頼することが良いと思います。

posted by 川島勝久 at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月13日

木造戸建住宅の大規模リフォームで確認申請必要

 先日、ある会合での話題は今年の4月から施行の建築基準法の改正についてです。

 いわゆる4号特例見直し、構造見直し、省エネ基準適合義務化です。
それに伴い木造戸建て住宅の大規模修繕や大規模な模様替を行う際には確認申請の手続きが必要になるとの事です。

 リフォームで増築以外でも主要構造部の一種以上について行う過半の修繕や模様替の場合は確認申請が必要となりました。
この主要構造部の修繕とはどのような事なのかが話題となったのです。

屋根外壁業者さんなどは「瓦の葺き替えは確認申請が必要なのか?」とか外壁の塗装塗り替えはとかです。

 詳しくは国土交通省のHPなどで少しづつ具体的な内容について明らかになっていますし、サポート体制もできてきていますので勉強しながらですが進んでいくかと思います。

 ただ、確認申請を出すと言ってもそもそもその既設建物が建築時に検査済み証とっているかの方が大変です。木造戸建て住宅で古い建物だと意外に確認申請書や検査済み証などがない場合が多いです。
 平成10年では検査済証の交付件数は3割ほどです。平成14年でやっと6割半ですので築20年以上の建物は検査済み証がないと考えた方が良いかと思われます。
 検査済み証がない場合は「指定確認検査機関を活用した建築基準法適合状況調査のためのガイドライン」に沿って行うようですが、これにも手間とお金と時間が掛かります。又、当然ですがこの調査で適法性が確認できない場合は是正処置する必要があります。
 
確認申請も今までと違い時間がかかるようですし、合わせてこの法適合状況調査も時間がかかります。およそ半年以上はかかるかとのことです。

個人的にはこれで耐震補強工事を断念する方々も見えるのではと危惧します。

まずはご自宅の確認申請書、確認済み証と検査済み証があるかどうか確認してみてください。又、中古住宅を購入される方はくれぐれもこれらの書類があるか確認してください。あれば大切に保管されることをお勧めします。



posted by 川島勝久 at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくり豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月27日

山と街は繋がっている

いつもお世話になっている新城の杉生さんが今年もや「山の見学会」を開催します。

 木製品は私たちヒトに安らぎや心地よさを与えてくれる存在として、暮らしの中へ当たり前のようにあり、
近年では街中でも目にする機会がとても増えてきました。
 もともと「樹」である木製品が、どこから来てどのように「木材」へと変わっているのか気になりませんか?
 緑深い奥三河地域の山間部で育つ樹(立木)を伐採し、丸太となって山を下り角材や板材へと挽かれたのち、
乾燥と加工を経ることで木材と変わります。

 文字で書くと大したことではないように感じますが、使えるまでに時間も労力も非常に掛かるのが木材です。
「樹」から「木材」へと変わる流れを実際に見て、聴いて、感じて、川上から川下へ下るように体感できるのがこの「山の見学会」です。

是非参加してみてください。

日時 11月2日 午前9時半集合 15時解散(昼食付き)
場所 やどり喜 新城市名号丹野108−2
参加費 大人1000円
    子供 500円
定員 30名程

立木の伐採では山に入りますので山道を歩きやすい服装、靴でご参加ください。
天候などにより肌寒い時もありますので上着などご用意ください。

申し込みは杉生ホームページの下記まで

https://sugishou.com
posted by 川島勝久 at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする